ミラノのイゾラ地区は、近年、革新的なフードシーンと魅力的なレストランが集まる場所として注目されています。その中でも特に「Casa Ramen Super」は、日本のラーメン文化とイタリアの食文化を融合させた独自のスタイルのレストランとして知られています。

店主のルカ・カタルファモ氏は、日本の「新横浜ラーメン博物館」に出店するというユニークな経験をもつ。
彼は数年前、ニューヨークで働いていたとき、ラーメン店の行列を目にし、興味が湧いて列に並んで、口にした「一風堂」のラーメンに衝撃を受け、ラーメン好きとなり、リサーチを重ね、料理を生業とする道を選び、そして、日本中を旅して、1日3食以上のラーメンを食べ続け、自分の理想とするラーメンのビジョンを明確にし、2013年に「CASA RAMEN」をオープンさせた。
「Casa Ramen」は同地区初のラーメン専門店であり、日本のラーメンをベースにしながら、イタリア料理の技法や食材を融合させた、まさにイタリア風ラーメン。人気は口コミで広がり、長い行列が絶えない人気店に。
この成功を受けて、数年後には「Casa Ramen Super」という2店舗目を同じ地区内にオープン。
また2015年5月から2017年1月まで日本の「新横浜ラーメン博物館」にラーメン店を出店。

「Casa Ramen Super」への進化
「Casa Ramen Super」は、ラーメン専門店から更に一歩進んだものを提供したいという思いから生まれ、ラーメンを中心としつつも、ゆっくりと食事が楽しめるレストランの快適さを加えられている。これは通常のラーメン店では珍しく、一般的にラーメン店は規模が小さく、カジュアルな場所が多いが、「Casa Ramen Super」は、モダンでミニマルな空間に、アート作品やこの空間の為の大きなテーブルが設置され、温かみのあるリラックスした洗練された雰囲気。

Casa Ramen Superのメニュー:こだわりの調理法と食材の組み合わせ
ラーメン専門店である「Casa Ramen」に対して「Casa Ramen Super」では「居酒屋スタイル」を採用し、小皿料理と飲み物を組み合わせて楽しむ形となっています。
メニューはメニューは常に更新され、季節によって変動しますが、通常5~6種類のラーメンは豚肉、鶏肉、魚、野菜、シーフードなど多彩で、前菜は6~7種類揃っています。中でも豚肉を使用したバオバン(中華風蒸しパン)は特に人気です。



またメニューは、「Omakase」とアラカルトのスタイルに分かれています。
「Omakase」は5品程のコース形式で食物アレルギーや不耐性を伝えた後、メニューからシェフが選んだ料理が提供され、さまざまな味を体験することができる。

Casa Ramen Superの料理は日本からインスピレーションを得ていますが、使用する食材はすべてイタリアの小規模生産者から仕入れたものを使用しており、メニューには「心は日本に、胃袋はイタリアに」というコンセプトが記されており
日本のラーメンとイタリアの食材・技術が融合した独自の一杯です。
例えば、「Yuzu Ramen」は地中海産の魚「ウムブリナ」を使用し、柚子胡椒の風味が特徴的なラーメンに仕上がっている。
また、「Tori Paitan Ramen」はクリーミーな鶏白湯スープにラー油とマー油を加えたピリ辛のラーメンです。


ラーメンに使用されるタレには、2種類の醤油と和だし、さらに香味野菜をオリーブオイルでグリルして漬け込むという工夫。
麺はイタリア産のデュラムセモリナ粉とパン用の小麦粉をブレンド。
チャーシューには豚バラ肉を使用し、イタリア産の岩塩を擦り込んでグリルした後、真空低温調理を施してパンチェッタの製法を応用し、豚肉本来の旨味を最大限に引き出す調理法など日本の伝統をベースにしつつ、イタリア料理の技法で再解釈され新たな味覚の可能性を探求しています。

「Casa Ramen Super」は単なるラーメン店ではなく、日本の伝統、イタリアの感性、そしてシェフの創造性が見事に融合した場所となっています。

